シャッという音と共にカーテンが開けられた。
爽やかな朝の光が目に眩しい。
「おはよう、もう朝だよ。キール」
鈴を転がしたような可愛らしい声が自分を呼んでいる。
キールは眠い目を擦りつつ、大きく伸びをした。
「……もう朝か?」
「そうだよ? 珍しいね、キールが寝坊するなんて♪」
そういって、首を傾げるメイは思わず抱き締めたくなる程愛らしい。
「あ、あのな……」
言いよどんで、思わず顔が赤くなってしまった。
二人で暮らすようになって、しばらくたつが、それでもこの状況はちょっと照れる。
「?」
急に顔を赤くしたキールに、メイは不思議そうに首を傾げたが、にっこり笑うと、そっとその頬に唇を寄せた。
「!!」
突然のメイの行為に、キールはうろたえた。
そのキールにメイは言う。
「あたしはずっとここにいるからね。キールの側にいるから」
その真剣な眼差しに、キールは一瞬呆気にとられたが、苦笑して、くしゃっとメイの頭に手をのせた。
「……ばっか。そんなの……当たり前だ」
メイがキールを見上げると、その頬がちょっと染まっている。
メイはにこおっと、満面の笑みを浮かべて、キールに抱きついた。
「うん、そうだね……」
これからもずっとこの時間が続くように。
この幸せな時間が永遠に。
|