| 【ディアーナ】 |
何だか、眠れませんわ。 どうしたっていうのかしら・・・。 |
| 【ディアーナ】 | ・・・ん? |
| 【ディアーナ】 | ・・・窓からですわ。 |
| 【アイシュ】 | こんばんは。・・・起きてらっしゃいました? |
| 【ディアーナ】 |
アイシュじゃありませんの。 こんなに夜遅く・・・何をしているの? |
| 【アイシュ】 |
今夜は月がきれいですよー。 せっかくなので、お月見でもいこうかと・・・。 姫様もどうですか〜? |
| 【ディアーナ】 |
お月見? アイシュにしては粋な思いつきですわね! 行きますわ。 |
| 【アイシュ】 |
あ、ありがとうございますー・・・。 じゃあ、僕はここで待ってますから、 こっそり抜け出して来てくださいー。 |
| 【ディアーナ】 | 見つかると、うるさいですものね。 |
| 【アイシュ】 | ・・・。 |
| 【ディアーナ】 | ・・・えーと。 |
| 【アイシュ】 | ・・・。 |
| 【ディアーナ】 |
・・・。 (出てきたはいいもの、アイシュってば、 ずーーーーーーーーっと、だんまり・・・。 気まずいですわ・・・) |
| 【ディアーナ・アイシュ】 | ・・・あのっ。 |
| 【アイシュ】 | あっ・・・姫様からどうぞ〜。 |
| 【ディアーナ】 | あ、アイシュからでいいですわよ。 |
| 【アイシュ】 | いえ、たいした事ではないですから。 |
| 【ディアーナ】 | わたくしだってそんな・・・。 |
| 【アイシュ】 | ・・・。 |
| 【ディアーナ】 | ・・・。 |
| 【アイシュ】 |
あ、あははは〜。 なんだかダメですね、緊張しちゃって・・・。 |
| 【ディアーナ】 | そ、そうですわね。 |
| 【アイシュ】 | ・・・そういえば。 |
| 【ディアーナ】 | なんですの? |
選択1:月の話題だと思う
| 【アイシュ】 | あ、いやその・・・キレイですね。 |
| 【ディアーナ】 | そ、そうですわね。 |
| 【アイシュ】 | ・・・。 |
| 【ディアーナ】 |
・・・。 (違ったのかしら・・・?) |
| 【アイシュ】 | えとですね、その・・・お礼を言いたくて。 |
| ☆この後は「汚職事件の話題だと思う」と同じ | |
選択1:汚職事件の話題だと思う
| 【アイシュ】 |
あの事件ですけど・・・。 おかげさまで、総務長の容体も良くなってきました。 殿下のご温情もあって、罪を減じて頂けたので、 しばり首にもならずに済みそうです〜。 |
| 【ディアーナ】 |
・・・よかったですわね。 お兄様には感謝しなくちゃ。 アイシュには・・・何もなかったですわよね? |
| 【アイシュ】 |
書類の殆どが焼失していましたし、 総務長は・・・頑として僕の名前を おっしゃらなかったそうですから・・・。 悪い事をしたと思っています。 |
| 【ディアーナ】 | ・・・優しいですわね、アイシュって。 |
| 【アイシュ】 |
えっ・・・あははは〜、 あなたはそう思ってくれますか〜・・・ でもですね・・・。 |
| 【ディアーナ】 | ? |
| 【アイシュ】 | ・・・火事を起したのは、僕なんです。 |
| 【ディアーナ】 | ・・・! |
| 【アイシュ】 |
・・・姫様と約束しましたね・・・。 表沙汰にはしたくないから、一週間待ってくれ・・・と。 |
| 【アイシュ】 |
総務長には本当にご恩があったんです。 ・・・僕の家は小さなしがない田舎領主ですが、 僕が小さな頃に父が病気でなくなりました。 |
| 【アイシュ】 |
・・・右も左もわからない僕の家を導いてくれたのが 総務長・・・おじさんだったんです。 |
| 【アイシュ】 |
とってもとっても、いい方でした・・・。 お父さんと友達だったという理由だけで、 あんなに親切にしてもらって・・・。 |
| 【アイシュ】 |
キールなんかは、 お母さんに取り入るつもりなんじゃないかって 勘ぐってましたけど・・・。 そういう方じゃないんです。 |
| 【アイシュ】 |
・・・本当にいい方だったから・・・ 何としても救ってさしあげたかった。 恩返しだと思ったんです。 |
| 【アイシュ】 |
あちらに何か未練がおありになるなら、 僕の力で取り戻してさしあげたい。 勝手な言い分ですけど、本当にそうしてさしあげたかった。 |
| 【アイシュ】 |
でもですね・・・調べを進めていく内に、 かばいきれないところまで おじさんが罪を犯している事に・・・ 気が付いてしまったんです・・・。 |
| 【アイシュ】 | ・・・そして、誰かの駒でしかない事も・・・。 |
| 【アイシュ】 |
・・・そして僕の力では何も出来ないってわかって・・・ どうしようもなくなったんです。 |
| 【ディアーナ】 | ・・・だから、火を? |
| 【アイシュ】 |
書類が無くなれば、何もかも白紙になる・・・ そう思ったんですよ〜。 思うと、随分やけになっていたんですね〜〜・・・ しかも、行動はすべて筒抜け。 ・・・慣れない事はするものじゃないです〜。 |
| 【ディアーナ】 |
・・・あんな事件に関わったら、 誰だってそうですわ。 ・・・アイシュなら、なおさらです。 |
| 【アイシュ】 | ・・・僕なら、なおさら・・・ですか。 |
| 【ディアーナ】 | 反面、悪いところですわ。優しすぎるのって。 |
| 【アイシュ】 | はは・・・その言葉で踏ん切りがつきました〜。 |
| 【ディアーナ】 | ? |
| 【アイシュ】 |
王宮に、お暇を頂いて・・・ 野に下ろうと思います〜。 |
| 【ディアーナ】 |
お暇って・・・辞める!? えーーーーーっ!? |
| 【アイシュ】 | あはは〜、もう決めちゃいました〜。 |
| 【ディアーナ】 | ちょっ・・・。 |
| 【アイシュ】 |
ずっと前から考えてはいたんですよ〜。 王宮は勉学するには最高の場所です〜。 でも・・・僕たちだけが恵まれているのは、 間違っているんじゃないかって・・・。 |
| 【アイシュ】 |
国のために働くよりも、 僕はもっと身近な誰かのために働きたい・・・。 そう思ってしまったら、 もうあそこにはいられません〜。 |
| 【ディアーナ】 |
お待ちなさいな! そんな突然に・・・お兄様だって反対なさるし、 わたくしだって・・・。 |
| 【アイシュ】 |
あはは〜、あせってますね〜。 いいんですよ、僕が勝手に決めたんですから〜。 |
| 【ディアーナ】 | ・・・本気ですの? |
| 【アイシュ】 |
はい・・・あー、できたら・・・ ・・・も一緒にいてくれたらもっと・・・。 |
| 【ディアーナ】 | はい? 聞き取りにくいですわ? |
| 【アイシュ】 |
・・・も、・・・てくれたらなあって・・・ 思うんですけど〜。 |
| 【ディアーナ】 | 聞こえないですわよ。もっと大声で! |
| 【アイシュ】 | ですからっ・・・姫様もご一緒に来て頂けませんか!? |
| 【ディアーナ】 | ええええっ!? |
| 【アイシュ】 |
いえっ、嫌ならいいんです! その、ダメだろうなあって思ってますから! とても姫様は、僕には遠い存在ですから・・・。 |
| 【アイシュ】 |
あなたには姫としての努めがあり、 出て行く僕には何も言えません・・・。 |
| 【アイシュ】 |
でも、もしも・・・ ・・・そんな気持ちにどうしてもなってしまうから、 玉砕してから行こうと思ったんです。 |
| 【アイシュ】 | ・・・覚悟は出来てますから・・・。 |
選択2:わたくしでいいの?
| 【ディアーナ】 |
アイシュが・・・ わたくしに我慢できるなら、いいわよ。 |
| 【アイシュ】 | ほ、本当ですか? |
| 【ディアーナ】 |
言っておきますけど、 わたくしは自分を変える気はありませんわよ。 いつもアイシュはわたくしを おてんばだ、姫らしくないと言いますけれど・・・。 |
| 【ディアーナ】 |
それを取ってしまったら、 わたくしはわたくしでなくなってしまうもの。 |
| 【アイシュ】 | そんな口うるさくしていましたか〜? |
| 【ディアーナ】 |
していましたわ。 これでも結構、傷ついてましたのよ、わたくし。 |
| 【アイシュ】 | ・・・それは、申し訳ありませんでした〜。 |
| 【ディアーナ】 |
ちょっ、ちょっと! ・・・そんなに深刻にしなくたって・・・ ちょっと、からかっただけじゃありませんの! |
| 【アイシュ】 | ・・・え? |
| 【ディアーナ】 | 傷ついてるなんて、嘘ですわ。 |
| 【アイシュ】 | ひ、ひどいですぅぅぅぅ! |
| 【ディアーナ】 |
だって、これがいつものわたくしだもの。 そうでしょ? |
| 【アイシュ】 | ・・・姫様。 |
| 【アイシュ】 |
ずっと一緒にいたようで、 あなたは僕にとって遠い存在でした〜。 |
| 【アイシュ】 |
最初は『まずい仕事引き受けちゃったなあ〜』 と思いましたけど、見ていくにつれ、話すにつれ、 目が離せないお人になっていました〜。 |
| 【アイシュ】 | 今こそ女神様に感謝します・・・。 |
| 【アイシュ】 |
あなたと出会えた事を、心から・・・。 ずっとお側においてください。 |
| 【アイシュ】 | あなたの行くところならどこへだって参ります。 |
| END | |
選択2:ごめんなさい
| 【ディアーナ】 | ・・・ごめんなさい・・・。 |
| 【アイシュ】 | ・・・。 |
| 【ディアーナ】 |
好きな人がいるの。 ・・・たぶん、そういう意味では、 わたくしはあなたより甘いと思う。 夢を見過ぎているのも分かっているの。 ・・・でもだめ。・・・あなたじゃだめなのよ。 |
| 【アイシュ】 | ・・・そんな・・・お顔をあげて下さい。 |
| 【ディアーナ】 | ・・・ごめんなさい。 |
| 【アイシュ】 |
・・・仕方がありませんよ〜。 ちょっと・・・ショックですけどね、 あはははは・・・。 |
| 【ディアーナ】 | アイシュ・・・。 |
| 【アイシュ】 |
覚悟はしてましたから・・・いいんです・・・。 ほんとに、ほんとに、ほんとに、気にしてませんから〜! わがまま言って、すみませんでした・・・ 帰りましょう〜。 |
| 【ディアーナ】 | ・・・ええ・・・。 |
| 【アイシュ】 |
・・・踏ん切りをつけて下さって ありがとうございました。 |
| 【ディアーナ】 | 元気でやりますのよ。 |
| 【アイシュ】 |
・・・僕にはそのお言葉だけで十分です・・・。 ありがとうございました。 |
| END | |